出口の“谷”で決まる、次の約束の作法
婚活パーティーの魔法は、解散の直前にもう一度だけ起きる。
鍵は小さな合図と短い提案。同期(歩幅/視線/目的地)→観察→二択→余白で、やわらかく“また”へ。
実例
終了アナウンス。あなたは出口に向かう流れの斜め後ろで歩幅を合わせる。
クローク前の“谷”で一言、「人、落ち着きましたね」。
相手が頷く。そこで二択。「このまま改札までご一緒します? それともロビーで2分だけ今日の感想、どっちが楽です?」
ロビーで軽く話し、「ここで切りますね。イベントの次回日程リンク/今日の会場の地図、どちら送ると便利です?」――必要性から連絡交換。
仕上げは「ありがとう。来週の同じ時間、改札前で3分だけどうです?」と短時間の約束に変える。
結論——同期→観察→二択→余白
同期:出口へ向かう歩幅・視線の高さ・向き。
観察:荷物の持ち方、靴、メモの仕舞い方=今の余裕度。
二択:「改札まで2分/ロビーで2分」「水/そのまま」。
余白:「ここで切ります。またこの時間で」。押さない軽さが通る。
前提とマナー——主催優先・個人情報は急がない
- アンケート回収やクローク返却を先に。主催の導線を崩さない。
- 本名/勤務先/住所は相手から出てくるまで触れない。
- 会場外の個室や車への誘導はしない。明るい公共スペースだけ。
“出口の設計”——クローク/エレベーター/改札
待ちやすい“谷”
- クローク横の壁沿い、エレベーター待ち、ビルのロビー奥。
- 駅改札の手前(人の流れがゆるむ地点)。
「ここが少し静かですね」の一言で、自然に立ち止まれる。
最初の一言——実況→共感→一問で軽く
実況:「出口、少し混みましたね」
共感:「でも進行テンポ、ちょうど良かった」
一問:「改札までご一緒/ここで2分だけ、どちらが楽です?」
会話導線——場→モノ→人→価値観
場(会場/進行)→モノ(プロフィールカード/ペン/ドリンク)→人(主催/司会)→価値観(会いやすい時間/距離)。
例:「司会の回し、上手でしたね」→「次なら夕方/土曜、どちらが動きやすいです?」。
二択テンプレ——会場内/移動中/解散直前/オンライン
場面 | 一言 | 狙い |
---|---|---|
会場内 | 「クローク→改札/ロビーで2分、どちらが楽です?」 | 動線の合意 |
移動中 | 「A改札/B改札、どちらです?」 | 並走の口実 |
解散直前 | 「次回は平日夜/土曜午前、どちらが動きやすいです?」 | 予定の輪郭を作る |
オンライン | 「カレンダーリンク/待合せ地図、どちら送ると便利です?」 | 必要性→交換 |
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連絡交換の作法——必要性→最小交換→短時間
- 必要性:「場所の地図/待合せ写真、送れます」。
- 最小交換:「LINE/メール、どちらが楽?」(本名や電話は後で)。
- 短時間:「次回は15〜30分で。駅前ベンチ/改札脇、どちらが安心です?」
初回メッセージ例——当日/翌日/3日目
当日(解散〜3時間)
- 「今日はありがとう。出口の人混み、助かりました。地図お送りします——改札Aで合ってましたよね?」
翌日(24時間以内)
- 「お疲れさまでした。次は短く15分、駅前で“開始前コーヒー”/“帰り際に一口水”、どちらが楽です?」
3日目(リマインド)
- 「今週は木19:10/土10:30、どちらが動きやすいです? 無理のない方で大丈夫です」
ケース別——大規模/少人数/着席/回転トーク
- 大規模:出口で迷子になりやすい→「改札A/B」の二択で即合流。
- 少人数:主催に挨拶→ロビーで2分だけ感想。
- 着席:同じ列で斜め並びを守る。私語は短く。
- 回転トーク:カードまとめ中は話さない。終了後の“谷”で一言。
距離感と並び方——横/斜め/前後
横=短時間(ロビーのベンチ)。
斜め=基本姿勢(歩きながら)。
前後=長く追わない。手は出さない、肩にも触れない。
NGとリカバリー——強引/長話/踏み込み過多
- 「今からご飯」は重い。まず短時間に落とす。
- 長話になったら「自分、ここで切ります。またこの時間で」。
- 個人情報に踏み込みすぎたら「失礼しました、後日で大丈夫です」と一行で戻す。
1週間ロードマップ
- Day 0:当日中に感謝+地図/待合せの必要情報。
- Day 1–2:二択で15〜30分のミニ約束を提案。
- Day 3–5:候補日を2つだけ提示→確定。
- Day 7:当日の朝「5分前に改札Aで」。終わりは「今日はここで切ります」で余白。
まとめ——“またこの時間で”を残す
解散の“谷”で、実況→二択→余白を一往復。
約束は短時間・近場・明るい場所で。
軽さと安心がそろうと、次は自然に決まる。
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