光と余白で“感じの良さ”を写す——プロフ写真の作り方
プロフ写真は、文章より先に伝わる“第一声”。
鍵は同期(光/距離/視線)→観察→二択→余白。
顔を盛るより、信頼と会いやすさ! 小さく整えて、短く決めよう。
実例
休日の朝、窓の横に立つ。顔に直射が当たらない横からの光。
スマホは背面レンズ、胸の少し上の高さ。タイマー3秒で軽く構える。
顎を2cm引き、肩を1cmだけ落とす。目線はレンズより5cm下へ。
口角を1mm上げて、息をふっと吐く。手元にはカップや本を半分だけ写す。
背景は無地の壁+観葉植物の余白。撮るのは正面/斜め/座りの3枚。
加工は明るさ+5、彩度−3まで。これで「感じがいい」一枚ができる!
目次
結論——光・距離・視線の「三点同期」
光:窓の横からの自然光。直射は避ける。
距離:胸上〜頭上まで入るバストアップ。広角の歪みは避ける。
視線:レンズより少し下を見ると柔らかい。
この三点が合えば、表情が多少ブレても“感じの良さ”は出る。
準備——機材/光/背景/服のミニ設計
項目 | おすすめ | 理由 |
---|---|---|
レンズ | 背面・1× | 歪みが少ない/解像感 |
光 | 窓の横/カーテン越し | 影が柔らかく肌が整う |
背景 | 無地+植物/棚1点 | 生活感は出すが情報を減らす |
服 | 中明度ソリッド | 顔色が映える/柄で散らない |
色数 | 3色以内 | 落ち着いた印象に |
5分ルーティン——呼吸→肩→顎→目線
- 息をふっと吐く(緊張抜き)。
- 肩を1cm落として、首を長く。
- 顎を2cm引く(輪郭が締まる)。
- 目線はレンズより5cm下、口角1mmだけ上げる。
フレーミング——余白/角度/比率のコツ
- 余白:頭上に指1本分、左右は肩が少し切れる程度。
- 角度:身体は7〜15°だけ斜め、顔は正面。
- 比率:4:5 or 1:1。縦長過ぎはスクロールで埋もれる。
表情づくり——“息→目→口角”で整える
大笑いは要らない。微笑の手前がいちばん信頼感。
鏡よりも動画で表情チェック→ベストフレームを切り出すのもアリ。
小道具と手元——信頼が出る置き方
- カップ/本/楽器など生活の断片を半分だけ入れる。
- 顔より手の方を前に出し過ぎない(巨大化に注意)。
- ロゴや場所特定モノは伏せる/消す。
シーン別プリセット——屋内/屋外/夜/雨
屋内
- 窓横45°/白壁/植物。タイマー3秒×連写。
屋外
- 建物の影/曇天。背景は2色以内の壁。
夜
- 直光は避けて壁バウンス。ライトは顔から腕1本分。
雨
- 屋根下で前方が開けた場所。反射で瞳がきれい。
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セルフ vs 友だち撮影——指示は二択で
- セルフ:三脚 or 本立て+タイマー。正面/斜め/座りの3カット。
- 友だち:「もう半歩下がる/このまま」「右から/左から」の二択で依頼。
レタッチ上限——盛りすぎない数値ガイド
項目 | 目安 | 注意 |
---|---|---|
露出 | +0.2〜+0.4 | 白飛びNG |
彩度 | -3〜0 | 肌色を守る |
シャープ | -10〜0 | 毛穴を立てない |
肌補正 | 10%以下 | 質感は残す |
アルバム設計——5枚セットの並べ方
- 1枚目:正面バストアップ(看板)。
- 2枚目:斜め全身(立ち姿)。
- 3枚目:手元の活動(作る/弾く/描く)。
- 4枚目:外の光で微笑(季節)。
- 5枚目:友人撮りの自然体(顔は自分のみ)。
キャプション——会話が生まれる一行
- 「朝の窓辺、コーヒー派です」
- 「週1で作ってる小物。失敗も可愛い」
- 「曇りの日の色が好き」
NGとリカバリー——鏡/逆光/個人情報
- 鏡の指紋・洗面所背景→壁+植物へ移動。
- 逆光で顔が真っ暗→横光に立ち位置変更。
- 名札/駅名/家の間取り→トリミングで即消す。
安全とマナー——場所/許可/位置情報
- 公共の場所は撮影可否を確認。店内は許可を。
- EXIFの位置情報をオフ。窓外の看板は写さない。
- 第三者の顔は映さない。ナンバー/表札は消す。
1〜3日のロードマップ
Day 1
- 窓横セットを作る(背景・植物・椅子)。
- 正面/斜め/座りを各5枚ずつ。
Day 2
- 屋外で1カット+手元の活動を1カット。
- レタッチは上限内で3分以内。
Day 3
- 5枚を並べ替え→キャプション一行ずつ。
- 公開→反応を観察→1枚だけ入れ替え。
まとめ——“会いやすさ”を写す
同期(光/距離/視線)→観察→二択→余白で、小さく整えるだけ。
盛るより、信頼と余裕。見た人が「この人は大丈夫」と感じる一枚を。
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